松くい虫被害の監視強化 岡谷市会一般質問

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岡谷市内の山林で初の松くい虫被害が確認され、周辺の調査を行った9月以降、新たに7本の枯れたアカマツが確認されたことが分かった。今井竜五市長が6日の市議会12月定例会一般質問で明らかにした。鑑定の結果、いずれも陰性だったといい「現時点で松くい虫の被害拡大はない」と報告。ただ「被害拡大の恐れは常にある」とも指摘し、市の監視体制を強化するほか、来年度は薬剤の樹幹注入に対する補助など予防対策に力を入れる方針を示した。

同市では7月30日、塩嶺工業団地近くの国道20号沿いの山林で枯れたアカマツが見つかり、鑑定の結果、諏訪地方で初となる松くい虫被害が確認された。その後周辺で見つかった枯れたアカマツ10本についても鑑定を行ったが、全て陰性だった。

市農林水産課によると、新たに鑑定したのは9、10月のパトロールで川岸、内山、長地の各地区で発見された枯損木7本。このうち3本の検体は県諏訪地域振興局での簡易的な1次鑑定で陽性とされたが、県林業総合センターで実施した2次鑑定の結果、陰性と判断された。

ただ諏訪地方周辺の市町村では既に松くい虫被害が確認されており、今井市長は「四方から被害が及ぶ恐れがある」と指摘。防除対策として例年5~10月に実施する松林監視員のパトロール期間を4~11月に拡大するほか、来年度は監視員の体制を現在の2人から4人に増やして監視を強化する。地域の公会所や公園などに植えられ、守っていきたい木などを対象に薬剤の費用を補助する制度も設ける方針だ。

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