統一ブランドで誘客を 諏訪地方観光連盟

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諏訪地方観光連盟(会長・金子ゆかり諏訪市長)は5月31日、今年度取り組む広域観光ブランド構築事業の初会合「キックオフミーティング」を諏訪市役所で開いた。諏訪地域6市町村の連携を強め、長期滞在型観光を促進する。広告代理店大手「電通」のマーケティングソリューション局の入子優子さんが観光の現状と課題を説明し、諏訪地域が観光地として選ばれるためには、ブランドイメージを明確にすることが必要と呼び掛けた。

同事業は、御柱の知名度の高さを強みとして諏訪地域を貫く統一感ある観光ブランドを構築し、国内外の誘客増加を目指す。この日は各市町村や観光協会などの関係者約30人が出席した。

入子さんは、エリア内に多様な観光資源を持つ諏訪地域は広域連携が欠かせないと指摘。首都圏居住者に対するインターネットでの調査では、「諏訪」の名前は9割以上知っているものの、半数の人は何があるのかイメージがないとし、特に若い世代は印象が薄いと課題を挙げた。

諏訪エリアの観光の基本パターンは諏訪湖畔のレジャーと高原の計2カ所をセットにした来訪としたが、「これだけでは圧倒的な差別化にはならない」。諏訪の固有の価値として御柱を挙げ、縄文や宿場町、酒蔵といった地域に根差した暮らしや文化が感じられる視点も必要とした。

観光のキーワードに「神秘エネルギー」「自然」「暮らし・文化」を掲げ、「価値を見えやすくして提案することが効果的」と強調。「ここかしこに神宿る、おんばしらのくに。」などとするスローガンの案を紹介した。

ブランドづくりに 関する会合を7月ごろまでにあと2回開いて観光イメージなどを固め、具体的な事業を進める。

同事業は国の地方創生加速化交付金5900万円を活用し、諏訪圏の魅力を発信する高精細「4K」の映像製作や観光施設を結ぶ周遊型二次交通の整備へ実証運行などを計画する。観光連盟がJTB中部に調査事業などを委託。統一ブランド構築については電通と連携している。

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