小野の「明倫館」と土蔵に国登録プレート

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宮澤教育長から文化庁プレートを引き渡される倉澤理事長(中)と藤森監査役(左)

辰野町小野の国登録有形文化財・旧小野村役場庁舎「明倫館」と土蔵の登録プレートが文化庁から交付され、13日に町教育委員会を通じて所有管理するNPO法人建造物明倫館保存会へ引き渡された。今年5月の登録以降、関係者が待ち望んだ「国民の財産」の証しとなるプレート。改めて登録の喜びを分かち合い、一般公開を含めた保存活用のさらなる充実を期した。

明倫館は、1905(明治38)年建築の木造2階建て入り母屋造り。切り妻屋根の玄関ポーチ、しっくいと下見板張りの外壁などが見られ、洋風混合の建築様式と合わせて当時の特徴を示す。同時期に建てられた土蔵は2階建て切り妻造りで、文書庫として使われた。町内では羽場にある北の沢の渡河橋「めがね橋」に続く2、3件目の登録。

プレートは青銅製でA4サイズ。物件の登録番号とともに「貴重な国民的財産です」と記してある。同保存会で、多くの人の目にとまるよう国道153号沿いの正面入り口脇に掲示する予定。11月に発行したパンフレットと合わせて周知する。登録以降、複数寄せられた見学希望に応じており、事前連絡があれば庁舎部分および内部を公開する。

町民会館での引き渡し式には、同保存会の倉澤信義理事長(74)と藤森登喜夫監査役(71)が出席。倉澤理事長は宮澤和徳教育長からプレートを受けると「ずしりと重い。地域の文化財を守る気持ちを強くした。町や地元住民の協力をいただきながら、保存活用に努めたい」と述べた。

町教委では「辰野町と合併後、支所機能を経て、生涯学習拠点として現在まで利用された。使って残す文化財のモデル。地域の皆さんに関心を持ってもらえれば」としている。見学希望は町教委文化係(電話0266・41・1681)へ。

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