県道松川インター大鹿線 西下トンネル開通

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主要地方道松川インター大鹿線「西下トンネル」の開通を喜ぶ関係者=中川村大草桑原

JR東海と県が中川村大草桑原の主要地方道(県道)松川インター大鹿線で掘削していた西下トンネルが完成し、15日午後1時に開通した。リニア中央新幹線南アルプストンネルの発生土運搬を目的とする道路改良工事の一環で、トンネルは一般車両も通行できる。開通に先立ち、現地で同線改良促進期成同盟会主催の開通式があり、沿線の中川村、下伊那郡松川町、大鹿村の関係者約80人がトンネルの完成を祝った。

JRや県飯田建設事務所によると、西下トンネルは小渋ダム入り口西側とダムに架かる四徳大橋西側を結ぶ延長878メートルのバイパストンネル。2016年8月に着工し、昨年10月に貫通した。旧西下トンネルは幅員が狭く、大型車同士のすれ違いができなかったが、新トンネルは幅員7メートル(片道3・5メートル)の設計で対面通行ができる。旧道と旧トンネルは廃道になる。

県道では、西下トンネルのほかに四徳大橋東側で「四徳渡トンネル(仮称)」(延長1201メートル)の掘削工事が進んでおり、来年3月末には開通の見込み。総事業費は西下トンネルと四徳渡トンネルを合わせて約60億円。このうち県が約25億円を負担する。このほか、県道では計5カ所で2車線化の拡幅工事を実施する。すべての工事完成は20年後半の予定だ。

開通式で期成同盟会長の柳島貞康大鹿村長は「トンネル開通により幅員が狭く、カーブが多かった区間が安心安全に通行できる。地域発展に大きく寄与できると確信する」とあいさつ。同盟会副会長の宮下健彦中川村長は「通行に支障のないトンネルが完成して喜ばしい」と話した。

JR東海名古屋建設部の本田敦部長は難航する南アルプストンネル発生土置き場の選定について「県の紹介などを参考に候補地を調査し、愚直に説明してご理解をいただくように努めたい」と述べた。

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