2016年06月02日付

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笑う門には福来る―。笑い声が溢れる家には幸運が訪れるという意味で使われることわざだ。和気財を生ずなどの類語もある。病は気から、万の病は心からといった言葉もあてはまるだろうか▼”笑い”が健康に好影響を与えることが知られて久しい。笑うことで作られる善玉の神経ペプチドが体内に流れ出し、がん細胞やウイルスなどを攻撃するナチュラルキラー細胞を活性化することで、免疫力が向上するメカニズムらしい。3000~5000のがん細胞が毎日体内で発生していることを聞かされると、無理にでも笑いたくなる▼漫才を見た糖尿病患者の血糖値が下がる、寄席の後に脳血管障害の人の脳血流量が上がる、関節リウマチの痛みが抑制されるなど、このほかにも時として、薬を上回る効果が確認されているという。笑いと健康をテーマに駒ケ根市の公民館学級で講演した、昭和伊南総合病院(同市)5階西病棟看護師長の真木喜子さんに教わった▼テレビや映画でコメディーを楽しむのも良いが、中でも落語が注目されているという。複数の登場人物や状況・情景、時代背景など、話を聞きながら想像、理解する作業が必要になるため、脳トレにもなるとされる▼同市では市民グループなどによる落語会が盛ん。今月20日には恒例となった柳家喬太郎さんの独演会が開かれる。落語の持つ「良質の笑い」を体験してみるのもいいかもしれない。

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