オルゴールの良さ知って 一般見学始める

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本格的に一般見学の受け入れを始めた日本電産サンキョー原村工場

日本電産サンキョー(下諏訪町)は、諏訪地方で唯一、オルゴール製造を行っている同社原村工場への一般見学の受け入れを本格的に始める。かつて世界一のシェアを誇った同社のオルゴールの技術力やアナログの音の良さを、ものづくりの現場である工場見学を通して発信したい考えだ。

これまで取引先などに工場を案内することはあったが、一般を受け入れる体制は整っていなかったという。受け入れ開始時期や人数(個人・団体)などは検討段階だが、昨年冬ごろから一般の見学を想定して工場内の整備に取り組んできた。

工場入り口のロビーにさまざまな種類のオルゴールや歴史をまとめたパネル、同社製の貴重なアンティークオルゴールなどを展示。工場内では製造ルートに沿って解説パネルを設置し、技術者が働く様子を担当者が案内する予定だ。

19日には、地元の原村原小学校の依頼を受け、5年生の工場見学を初めて受け入れた。音が出る仕組みやミクロン単位での加工技術などを見学。パソコンとキーボードが置かれた編曲の部屋も訪問した。25年近く編曲に携わる飯田英樹さん(44)は「誰が聞いても『ああこの曲だ』と分かるように曲を縮めないといけない」と、オルゴール用の編曲の難しさを伝えた。

同社の関連会社「日本電産サンキョーオルゴール」の安藤勉社長(59)は「工場を一般の方に見ていただける環境が整ってきた。デジタル音の波でアナログ音が衰退してきたが、もう一度、アナログのオルゴールの音の良さを知ってほしい。原村工場で諏訪のオルゴールが作られていることも発信したい」と話した。問い合わせは同社広報グループ(電話0266・27・3600)へ。

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