富士見町境の母沢川に堆積工 諏訪建設事務所

LINEで送る
Pocket

県諏訪建設事務所は27日、今秋の台風24号の被害を受けた富士見町境の母沢川の2カ所に、堆積工と呼ばれる工法を用いた土砂災害対策を実施すると発表した。小六集落の保全などが目的で集落の上流部に設ける。国の災害関連緊急砂防事業に盛り込まれた。丸山義廣所長は「できるだけ早期に着手し、住民の安全安心につなげたい」とした。

同川では台風の影響で、10月1日に土砂災害が起きた。富士見町建設課によると、小六集落内の2戸に浸水被害が発生した。同事務所整備課によると、災害直後は集落に近い場所でも流出した土砂で河川が埋まり、護岸を超えた水が地面を削った場所も確認した。

河川内には現在も流出した土砂が残っており、「災害後の調査などから緊急の対策の必要性が高い」と判断した。対策工事の実施により、小六集落の72戸、中央道、県道茅野北杜韮崎線などの保全を図る。事業費は4億6000万円を見込んでいる。

現在は設計業務を続けており、具体的な施工場所や着工、完成の時期などは今後決まる。工事では河床を掘り下げたり、川幅を広げたりして土砂を堆積させるスペースを人工的に設ける方針。

国土交通省によると、災害関連緊急砂防事業で実施する県内の対策工事は富士見町を含め3カ所となっている。

おすすめ情報

PAGE TOP