異国の地で仕事にまい進 増える外国人実習生

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キャスティリージョス・アンシェリンさん(左)とヴォ・ヴァン・ベ・フンさん

外国人技能実習生が諏訪地域でも増えている。外国人労働者の受け入れを拡大する改正入管難民法の来年4月施行により、さらに増加が見込まれる。受け入れ企業は実習生の意欲を引き出そうと模索し、実習生は将来の夢や技能向上を目指して、異国の地で仕事にまい進する。諏訪市と原村で実習する2人の雇用先を訪れてみた。

実習生は、諏訪6市町村で775人(2018年10月末現在)。多くの自治体で増加しており、岡谷市では5年前に比べて約1.6倍の219人になった。

精密部品の製造や加工を手掛けるヤマト(諏訪市湖岸通り)では20代のフィリピン人女性4人が実習する。キャスティリージョス・アンシェリンさん(27)は3歳と6歳の娘と夫を母国に残し、技術の向上を目指して来日。17年1月からヤマトで部品の検査や加工のオペレーターなど一連の作業を担い、「目視検査や識別、手の速度が上がった」と喜ぶ。

会社側は毎年出場する諏訪湖マラソンや諏訪よいてこ、社員旅行に実習生の参加を呼び掛けた。アンシェリンさんも参加し、同僚と打ち解けて地域と関わる機会になった。ヤマトの担当者は「実習生は若いこともあり、職場を明るくしている。外国人と働くことで他の社員も刺激を受けている」と話す。

上下水道や土木、舗装工事を行う南部建設(原村南原)は20代のベトナム人男性7人の実習生がいる。このうち4人が原村で仕事をしており、ヴォ・ヴァン・ベ・フンさん(22)は16年に来日し、工事現場で一通り業務を経験した。建設業は初心者だったが、言葉の壁を乗り越えて一から技術を学んできた。地面を押し固める「ロードローラー」の運転許可が得られる試験にも合格した。

一方で、「夜の工事は眠くて寒くてまだ慣れない」とも。朝は午前5時に起きて朝食と昼食を自炊する生活を送るが、仕事を楽しめるように笑顔を心掛けているという。先輩社員からは「彼はムードメーカー。日本語が不自由な実習生の通訳もしてくれて助かる」と信頼も厚い。

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