夏の猛暑予想 心掛けたい熱中症対策

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記録的な高温だった春に続き、夏は一段と厳しい暑さに見舞われそうだ。気象庁が発表した6~8月の3カ月予報によれば、全国的に暖かい空気に覆われて晴れる日が多く、気温は西日本を中心に平年より高くなる見込み。もうすぐ県内も梅雨の季節を迎えるが、この時季は寒暖の差が大きく、日中は蒸し暑くなる日も多くなる。梅雨入り後は、毎日の気象情報をチェックするよう心掛けたい。

温暖化の影響もあってか、今春3~5月の県内は記録的な暖かさとなった。松本、長野の平均気温は観測史上最高となり、諏訪でも11・3度と過去2番目の高さだった。5月に入ると、中旬以降は移動性高気圧が日本列島に居座り、南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、月平均気温が伊那で17・8度、辰野でも17・0度と過去2番目に高かった。

春の高温傾向は夏に引き継がれる見通しだ。気象庁は先月、2014年に発生したエルニーニョ現象が6月ごろまでに終息し、8月になると南米ペルー沖の海面水温が低くなるラニーニャ現象が発生する可能性があると発表した。

夏涼しく、冬暖かくなることが多いエルニーニョ現象とは正反対で、夏は平年に比べて暑く、厳冬となる傾向があるとされている。ラニーニャ現象が出現した6年前の夏は、東日本を中心に記録的な猛暑となった。

気温が高くなる夏は、暑さで体調を崩したり、熱中症とみられる症状を発症して病院に救急搬送される患者が増えてくる。

総務省消防庁によれば、5月23~29日の1週間に、全国で877人が救急搬送された(速報値)。統計を取り始めた4月25日からの累計では、埼玉県の158人を筆頭に2700人を超え。県内でも51人が病院に運ばれた。

特に注意が必要なのは65歳以上の高齢者。搬送者のうち、今年も半数近い47%を占めている。年齢を重ねるに連れて皮膚感覚が鈍くなり、暑さを感じにくくなっていることが主な原因という。

太陽が照りつける盛夏はもちろんだが、梅雨の季節も暑さ対策を怠ってはならない。蒸し暑い日などに雲間から強い日差しが差し込むと急激に気温が上昇する。今のうちから、こまめに水分を取る習慣を身に付けておけば、熱中症を防ぐ有効な手立てになる。

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