茅野・産業振興プラザ移転 4月に商議所へ

LINEで送る
Pocket

今後の利活用が注目される茅野駅ビル・モンエイト2階。手前が観光案内所、奥が茅野・産業振興プラザ

茅野市のJR茅野駅ビル・モンエイト2階にある「茅野・産業振興プラザ」が今年4月に茅野商工会議所1階に移転することが12日までに、市など関係者への取材で分かった。商議所に産業振興の拠点を集約するとともに、駅を利用する訪日外国人旅行者らの増加を見据え、駅直結のプラザ跡地を観光案内の拠点として機能強化を図る狙いがある。跡地の活用策は「未定」だが、当面は縄文や観光、茅野市の魅力を発信する展示スペースとして活用していく考えだ。

モンエイト(Mont8)は1986年3月に開業。JRがビルを所有し、ステーションビルMIDORI(長野市)が運営している。茅野・産業振興プラザは2009年5月に開所。市がMIDORIとテナント契約を結び、プラザ(床面積約180平方メートル)と市観光案内所(同約86平方メートル)合わせた床部分を年約560万円で借りている。

産業振興プラザの移転は、一般社団法人ちの観光まちづくり推進機構(DMO)が昨年4月に発足したことを踏まえ、モンエイトの観光案内機能をさらに強化する構想の中で具体化した。跡地利用は、市商工課と観光まちづくり推進課、都市計画課、地域戦略課の4課で検討している。

モンエイト2階にはプラザのほか、DMOが運営する市観光案内所(常駐スタッフ2人)や、土産店「モン蓼科」がある。共有スペースは年末年始を除き、毎日午前8時30分から午後5時30分まで開所している。茅野駅の構内放送が館内に流れるため、駅を利用する観光客やサラリーマン、高校生が滞在し、駅の待合機能を補完する役割も担っている。

市は、増加する外国人旅行者や個人旅行者は「鉄道の利用率が高い」とし、「茅野市の玄関口」としてモンエイト2階の機能強化を図り、観光客の受け入れ体制を充実したい考え。当面は、日本遺産「星降る中部高地の縄文世界」など縄文のPRや茅野市の魅力を発信する展示スペースとして活用する。

茅野駅は3月のJRダイヤ改正で松本―新宿間を最速2時間23分で結ぶ上り特急あずさ12号の停車駅5駅(松本、茅野、甲府、八王子、新宿)の一つ。市も茅野駅西口駅前広場のリニューアル事業を進めている。茅野駅の新たな魅力作りはモンエイト2階の利活用を含めて模索することになる。

おすすめ情報

PAGE TOP