学校給食で利用拡大 酪農家のおもてなし牛乳

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上伊那地方の若手酪農家らが企画開発した「酪農家のおもてなし牛乳」が、学校給食でより利用されていく見通しとなった。伊那市のJA上伊那本所で22日、関係者の懇談会があり、地元の子どもに飲んでほしいという酪農家の願いと、地産地消を進めたい市町村や学校給食従事者の考えが一致。現在は4市町村の学校がおおむね月1回提供しているが、提供回数を増やしたり他の市町村にも働き掛けたりしていく方針を確認した。

2015年11月に誕生した上伊那オリジナル牛乳で、自給飼料で健康に育てた牛の生乳をふんだんに使う。地域とのつながりを大事にし、商品名とパッケージデザインは一般公募で決定。1リットルと200ミリリットルパックがあり、販売数はともに右肩上がりを続ける。

同JA畜産課によると、駒ケ根市、箕輪町、伊那市の小中学校で月1回、学校給食で提供。南箕輪村の小中3校では「村の日」(2月18日)に合わせて給食に出る。懇談会で学校給食センターの担当者は「おいしいと好評。地産地消の面から、もっと飲めたらいいとの思いがある」、農家数が多い箕輪町は「意欲向上や酪農振興にもつながる」とした。辰野町は今後の利用に前向きな考えを示した。

学校給食用牛乳の供給は上伊那8市町村を一つのエリアとして入札で選定。供給事業に関しては合意の形成や配送の確立など課題も多く「将来的な目標」とし、当面は学校数や提供頻度を増やしていく方針を確認した。パックだと処理費用がかさむため、瓶での提供が可能か検討する。

若手酪農家は「おもてなしヨーグルト」も企画開発。保育園でも使われている。メンバーは「酪農が盛んな地域であることを知ってもらうためにも、地域の人に味わってほしいとの願いがある。利用拡大を前向きに検討していただければ」と要望していた。

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