諏訪地方「真冬日」なし 暖冬傾向

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寒気の入り込みが弱く、暖冬傾向が続く県内。諏訪地方でも日最高気温が氷点下の「真冬日」がいまだになく、平均気温が平年より高く推移している。ハウス栽培の農家からは「暖房費が節約できる」と喜ぶ声が聞こえる一方で、人工雪に頼るスキー場では冷え込みの弱さから降雪機の利用が制限されるなど、冬のレジャーに影響が出ている。

長野地方気象台によると、昨年12月の諏訪の平均気温は平年より1.2度高い2.9度。今年1月に入っても日平均気温が氷点下にならない日もあり、気温は平年より高い状態だ。同気象台が観測した今冬の降雪も今月2日の2センチのみで、平年に比べかなり少ない。

イチゴ狩りで連日多くの来園者でにぎわう諏訪市豊田の「諏訪湖いちご園」では、ハウス内を暖める暖房費が例年より少ない状態が続いている。イチゴ栽培には日照量も必要といい、「降雪で雪がハウスを覆うとイチゴに日光が当たらず、生育に影響する。大雪になるとハウスに損傷が出てしまう。暖冬は作り手としてはありがたい」と歓迎している。

暖冬傾向ではあるが、冬の寒さを利用する天然寒天作りは順調に行われている。諏訪市四賀の寒天製造業「かのう」の松木久茂社長は「暖冬にはなっているが、寒天作りにはいい条件。冷えて凍って、昼間融けてを繰り返し順調に作れている」と話す。「寒天作りも終盤。今後もこのままの天候が続けば」と期待している。

一方、冬のレジャー関係者たちはやきもきしている。茅野市郊外の車山高原スキー場では気温が高く降雪機で雪が作れず、オープン日を予定より3日遅い12月11日にずらした。富士見町の富士見パノラマスキー場でも同様にオープン日が1日ずれ12月9日になった。担当者は「オープン当初は利用客が少なく、全般的に勢いは弱かった。正月からは通常通りの客数になり、今は(ゲレンデの)コンディションも良くなってきている」と話し、今後の恩恵に期待している。

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