空調にクロモジの香り 伊那市の研究会が試作

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竹松旅館の玄関ホールに置かれた空調機器。クロモジの爽やかな香りが広がる

伊那市の伊那東部山村再生支援研究会は、千代田湖周辺に自生する香木クロモジ(クスノキ科)など、同市高遠町の森林資源を生かした空調機器を試作し、地元や東京都内の施設への試験設置を始めている。癒やしの効果や機器の需要を探るためのモニター調査を行い、商品化を目指していく考えだ。

高遠産アカマツの丸太をくりぬいて、中にアカマツ炭などを入れている。クロモジ精油は上部に備え付けた竹筒の下の装置内へ。炭で浄化された空気とクロモジの爽やかな香りが広がるようになっている。コケで緑を加え、山の切り株から芳香が漂うイメージにしたという。

6次産業化を加速させる国の補助事業に採択され、産学官連携で取り組む。精油や炭化の作業は東京農業大学の施設で実施。約50カ所への試験設置を予定しており、2月にかけてアンケートを行う。

同市高遠町の竹松旅館は玄関ホールに設置。おかみの竹松志げ子さんは「見た目も美しいですし、いい香りも漂ってきます。置き場所をその都度変えてお客様が楽しめるようにしたい」と話している。

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