両陛下迎え全国植樹祭 県内52年ぶり

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「第67回全国植樹祭ながの2016」が5日、天皇、皇后両陛下をお迎えして、長野市のエムウェーブを式典会場に開かれた。参加規模は県内10地区の植樹会場(当日実施は伊那市鳩吹公園など4会場)の招待者、スタッフなどを合わせて約3万1000人。2万7000本余の苗木を植え、未来に向けて森林資源を守り育て、活用する取り組みを全国に発信した。長野県での開催は1964年の第15回大会以来52年ぶり。

大会テーマは「ひと ゆめ みどり 信濃から未来へつなぐ森づくり」。式典では天皇、皇后両陛下が、諏訪大社の御柱祭の御神木にも使われているウラジロモミや伊那市高遠城址公園にも植栽されているタカトオコヒガンザクラなど計6種類の苗木をお手植え、カラマツやシラカバなど計4種類の種を土の入った木製の箱にまかれた。

阿部守一知事は主催者あいさつで「森林の価値や魅力を見つめ直し、本県の豊かな森林を次の世代に確実に引き継いでいきたい」と述べた。下高井郡山ノ内町志賀高原で植樹に取り組んでいる歌舞伎役者の市川海老蔵さんによる「勧進帳」より「延年の舞」の披露もあった。

植樹祭用の苗木は一昨年からみどりの少年団、小中学校・高校など242校と、県民、企業・団体など2万人以上が世話をしてきた。岡谷市湊地区など6カ所では5月下旬に植樹が行われた。

長野県での前回の開催地は茅野市八子ケ峰。現在は、県と土地所有者の北山柏原財産区との間で木材の収益を分け合う契約を結び、2037年の満期に向けて間伐などの整備を進めている。式典のお手播(ま)きで使われた箱は木曽地方のヒノキと八子ケ峰カラマツで作られた。

次回は富山県で来春に開催される。

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