デザイン生かし経営を 宮田でトークイベント

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経営に生かすデザインのあり方について語る小澤さん(左)と山本さん

飯島町の地域おこし協力隊や移住者の有志らでつくる「伊那谷Experience(エクスペリエンス)」は1日夜、トークイベント「デザインをもっと身近に」を宮田村のまちなか活性化拠点施設「MIYADA村人TERRACE」で開いた。伊那市のデザイン事務所ヒトコトデザイン代表の小澤純一さん(37)と、塩尻市のデラシネ代表の山本郁也さん(34)が講演。経営に生かすデザインのあり方について語った。

2017年に経済産業省と特許庁が「デザイン経営」宣言を出すなど、今後のビジネスでデザインを軸とした経営が重要になっている。だが、地方ではデザインへの認識が低いため、ビジネスに生かすデザインについて考える場を設けようとイベントを企画した。

「私たちは商品に対してさまざまな感情を持つ」と山本さん。商品を買ったときや初めて使ったとき、使用後の思い出など感情を持つ場面を挙げ、エクスペリエンスデザインについて「商品に関するすべての体験をデザインとして設計する」と説明した。

「商品に関わる全体イメージがお客さんの満足につながっている」とし、ホームページや店舗スタッフの対応などの印象も重要とした。時代とともに商品開発の流れも変わり、「最初から完成されたものを作るのではなく、お客さんの反応を見ながら商品を改善していく」と話した。

小澤さんは地元でデザイナーとして働く中で感じた課題として「現状に不満がなく、デザインの力がなくてもこのまま経営が永続すると思っている」と話した。経営をさらに発展させていくためには、質の高いアイデアを出し、人の感情や行動を起こさせる「クリエーティブ」の質を顧客も一緒になり、多くの人で向上させることが重要とした。

この日は上伊那を中心に、会社経営者や行政関係者ら約20人が参加した。

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