茅野市中大塩団地 幹線道路整備が完成

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電柱が移転し、歩道の波打ちがほぼ解消した中大塩の幹線道路(写真上が整備前)

茅野市が、2014年度から5カ年計画で中大塩住宅団地で進めてきた幹線道路事業が完成した。歩道部分にあった電柱を後退して歩きやすい環境を確保したほか、老朽化が進んでいた車道や歩道も改良し、歩行者の安全と快適な道路環境を整えた。

同市の道路河川等整備計画に基づく道路改築・改良事業の一環。中大塩住宅団地は県住宅供給公社が造成、販売してから40年以上が経過し、団地内の中央を走る道路の老朽化が進んでいた。また、旧規格で整備された歩道は、車両の乗り入れ部分の影響で、歩行者側から見て波打ち状態となっていた。

事業は旧茅野高等職業訓練校前から中村集落境までの延長1773メートルを対象に行い、車道(幅6メートル)の舗装を全て打ち替えたほか、両側の歩道(幅1・5メートル)には車道面との段差を極力小さくする「セミフラット式」を採用し、波打ち状態をほぼ解消した。

また、歩道部分にあった電柱37本の位置を宅地側に移転し、歩行者が安心して歩けるスペースを確保。沿道の住民21人が敷地内への電柱移転に協力し、残り16本は公共的用地を活用した。さらに、防犯灯31基をLED化した。

市は中大塩地区との事前協議を経て、14年度に道路測量と詳細設計、地元説明会を実施。15年度に電柱や電線の移転、防犯灯のLED化を進め、道路改良工事は15年度から昨年10月末にかけて行った。事業費は約2億5400万円で、財源の55%に国土交通省の社会資本整備総合交付金を活用した。

13年度に中大塩地区の区長会長を務めた三井一司さん(72)は「電柱移転には反対もあったが、歴代の区長会メンバーと地元市議、市職員が2度、3度と各世帯を訪問して説明し、ご理解をいただいた」と述懐し、工事終了後は「道路や歩道が広く感じるようになった。冬の寒さで道路がどうなるか見守り、検証したい」と話していた。

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