アツモリソウ保全推進 パートナーシップ協定

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協定書を披露する中山会長、中島副知事、川﨑取締役執行役員、名取町長(右から)

富士見町に自生するアツモリソウの保存再生活動について、県と町、町アツモリソウ再生会議、ニチレイ(東京)は4日、一層の活動推進に向けて生物多様性保全パートナーシップ協定を締結した。同会議はニチレイの技術支援で保存再生に取り組みながら同社の環境教育に協力、町と同社は経費の一部を援助する体制で、活動を強化する。

県庁で締結式を行い、中島恵理副知事、名取重治町長、同会議の中山洋会長、ニチレイの川﨑順司取締役執行役員が事前に調印した協定書を披露した。同社からの技術支援と同社社員への環境教育を継続し、19年度から3年間、町と同社が経費の一部を支援する。

2006年の同会議設立当初から、バイオサイエンス技術を持つニチレイがアツモリソウの栽培技術などで町とともに支援してきた。県が希少野生動植物保護条例に基づいて2017年にアツモリソウの保護回復事業を評価検証したところ、連携による保全活動の推進を改めて確認できたため、さらなる推進のため協定に至った。

中山会長がこれまでの活動を振り返り、「素晴らしい連携でより一層、目標に向かってまい進していく」と意欲を語ると、川﨑取締役執行役員も「保護活動がより充実して広く周知され、同様の先駆的な取り組みになることを期待する」と述べた。名取町長は「いずれ町じゅうにアツモリソウが咲き乱れる日を思いながら積極的に活動を続けていきたい」と話した。

中島副知事は「地道に、懸命に課題を乗り越えてきた尽力に感激した。企業、行政、住民のパートナーシップによる希少種の保全活動のモデルとして県内外に発信したい」と語った。

協定は、環境保全団体と環境意識の高い企業や都市部自治体、大学などとの間を取り持つ県の事業で2015年に始まって今回で15件目。

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