蜜蜂をダニから守れ 来月中川で講習会

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セイヨウミツバチ、ニホンミツバチを問わず蜜蜂に寄生し、最悪の場合は群れ全体を死滅に追いやるダニ「アカリンダニ」が問題化し、養蜂や受粉に影響が出ている。中川村に本部を置く信州日本みつばちの会(富永朝和会長)は被害を重く見て、7月10日に中川文化センター(同村)で開く今年度の「初心者講習会」で、ニホンミツバチをダニから守る対策の講演と実技を行う。

富永会長(78)=同村葛島=によると、アカリンダニは2010年に全国で初めて県内で確認され、全国的に被害が拡大している。蜂の胸部に侵入し、気管内でリンパ液を吸って成長する。いったんダニが寄生した蜂は次第に衰弱して巣箱内に入れず、巣の周囲を徘徊して死んだり、羽がたためない症状も出る。冬は自ら運んだ蜂蜜を巣箱内に残したまま群れが全滅するケースもあるという。

ダニは中川村内でも5年ほど前に初確認され、これまでに「1000を超える巣箱に被害(全滅)が出た」(富永会長)。「当初は原因が分からずに蜂が死滅し、養蜂家の間では過去最悪の深刻な状況をもたらした」とし、感染経路を「吸蜜の段階で感染した蜂から離れたダニが花に付き、次に花へ近寄った健康なハチへうつるのではないか」と推測する。

同会は茨城県の農研機構の助言を受けたり、富永会長ら幹部役員が独自に対策を研究。メントール(ハッカ)など2種類の成分と薬剤が寄生するダニに効果があると判明し、巣箱の上部を加工することで薬剤を効率的に散布する方法や投薬の時期を見付けた。

講習会では、富永会長が効果的な対策を話し、巣箱の改良方法を実演するほか、分科会でも同会講師が聴講者各自でできる対策を紹介する。

当日は午前9時から受け付け、9時50分に開会後、会長講話を聞く。分科会では巣箱の作り方や設置場所、分蜂した群れの取り込み方なども学ぶ。参加費は会員2000円、非会員3000円。定員180人。希望者は事前に同会へ申し込む。

申し込み受け付けは平日午前8時30分~正午。問い合わせは同会(電話0265・88・3220)へ。

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