「豚コレラ」宮田村で確認 飼育全頭殺処分へ

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殺処分のために宮田村の養豚場へ向かう県職員ら=6日午後1時31分

県は6日、宮田村の養豚場に搬入された家畜伝染病「豚コレラ」に感染した疑いがある子豚80頭を遺伝子検査した結果、79頭が陽性だったと発表した。同養豚場で飼育する豚は感染の疑いがあるために全2444頭の殺処分が決定し、県は同日午後から作業を始めた。処分後は同養豚場が管理する隣地に埋める。作業は自衛隊などの協力を受け、9日までに終える見通し。松本市の食肉処理場に同養豚場から出荷した豚も陽性反応が出て殺処分された。

県によると、感染の疑いがある子豚は愛知県豊田市の養豚場から、5日に同村の養豚場へ入った。県は施設に対し、人の立ち入りや豚の搬出入の自粛を要請。陽性反応が出たことを受けて、6日午前に阿部守一知事を本部長とする対策本部を設置した。宮田村は同日午前6時、役場に豚コレラ宮田村対策本部を設置した。

国の指針を踏まえ、殺処分は7日午前9時、埋却は9日午前9時までに終える計画。県や村職員、派遣要請した自衛隊など約700人態勢で進める。6日午後4時30分時点で、約100頭の殺処分を終えた。県園芸畜産課は「自衛隊の応援を受けてペースを上げたい」としている。

また、子豚の搬入後に同養豚場から出荷されたのは同食肉処理場の38頭のみで、うち12頭から陽性反応が出た。殺処分は終えており、同村の養豚場隣地に埋める予定。

県の調査では、愛知県内の養豚場から県内へ入った子豚は、同村の養豚場のほかに確認されていない。同課は「今回の感染経路ははっきりしていて、感染が拡大している可能性は低い」とみる。ただ、同村の養豚場は定期的に豊田市から子豚を入荷していた。県は、関係施設の豚の出入りなどを調査し、感染が拡大していないか調べる。

長野県内で豚コレラが確認されたのは1982年以来。県内には豚を飼育する農家が107戸あり、県は6日、衛生管理の徹底などを求める通知を出した。

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