野球離れに歯止めを 茅野で小中学生交流会

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中学生のアドバイスを受けながらティー打撃に取り組む小学生

子どもの野球離れに歯止めをかけようと、茅野市内小中学生の野球交流会が9日、同市北部中学校で初めて開かれた。近年の部員減少に危機感を抱く市内4中学校の軟式野球部顧問が、少年野球チームに呼び掛けて開催。小中学生約130人が参加し、野球に似た球技「ティーボール」などで交流を深めた。

中学軟式野球の競技人口は全国的に減少傾向にあり、県内では2009年に5225人だった部員は17年には2787人に激減。少子化の影響やスポーツの選択肢が増えたこと、運営サポートをする親の負担が大きいことなどが理由で、諏訪地方でも部員不足による合同チームが増加し、野球部が廃部になった学校も出ている。

こうした現状を受け、諏訪地方の野球人口増加を目指す諏訪ベースボールミーティング実行委員会が昨年11月に発足し、1月には初の全体会議を諏訪南中学校で開いた。今回の交流会は地域ごとの活動の一環で、北部中野球部顧問の池畑謙二教諭は「中学で野球を続けてもらうための第一歩として、まずはつながりをつくりたい」と狙いを話す。

「ティーボール」はティー台に載せた柔らかいボールをバットで打つ球技で、主に小学生が試合形式で楽しみ、中学生が審判など補助的な役割を担当。満塁本塁打も飛び出す点の取り合いに、会場の体育館は拍手と歓声が響いた。同校グラウンド内のビニールハウスでは中学生の指導でティー打撃にも取り組み、永明少年野球クラブの小山篤輝主将(5年)は「中学生が優しく教えてくれたし、楽しかった。同じ中学で野球をやりたいなと思った」と話した。

野球人口の拡大に向けた取り組みは県内各地で進んでいるが、今回のように小中学生が一堂に集まる交流会は珍しいという。池畑教諭は「今後は野球をやっていない子も参加できる催しを考えていきたい」とし、諏訪地方の活動の広がりにも期待を寄せた。

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