避難所開設初動キットを配備 豊田自主防災会

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広域避難所の豊田小に避難所開設初動キットを配置した飯田会長(中)ら豊田自主防災会

諏訪市豊田地区の豊田自主防災会(飯田和彦会長)は、大規模災害発生時に広域避難所開設の準備をするための「避難所開設初動キット」を豊田小学校体育館に配備した。駐車場入り口や受付の表示板、会場見取り図、緊急用電話機など27アイテムをクリアボックスに収納。万が一に備えて地区全体での取り組みを進めている。

同防災会は、全国の度重なる自然災害を背景に、2013、14年度の区長会経験者8人らで構成する自主組織。2年間の準備を経て、16年に発足した。地区内の5自治会の自主防災組織と重複しない、広域防災レベルの向上を目的としている。一昨年から年2回、広報「そなえ豊田」を発行。地区内全戸に配布し、防災訓練や過去の地震などから普段からの備えを周知する。
 
活動の柱の「避難所自主運営マニュアル」を昨年秋に2年がかりで作った。同時に、避難所運営前にどのように行動するのかの疑問から、初動キットも準備。体育館に駆け付けた学校関係者や住民の2、3人が準備ができるように、半年かけて物品や手順書を用意し、昨年末に配置した。

運営マニュアルは市と学校と協議しながら策定した。伊東秀豊田小学校長は児童の命も守る取り組みに感謝し「地域の中で生まれた貴重な事例で、先進的。連携を強化し、子どもの防災意識を高める学びにしたい」と話した。

飯田会長(66)は「実際に初動キットを使うことが無ければいいが…」と願う。「区ごとの防災訓練は、時期や内容が異なるが、今年は広域避難所での訓練ができれば」と考えている。

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