諏訪大社御柱祭上社抽籤式 「本宮一」96年ぶり「豊田・四賀」

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今春の諏訪大社御柱祭に向けて、上社の本宮と前宮に建てる御柱計8本の曳行(えいこう)担当地区を決める抽籤(ちゅうせん)式が15日、諏訪市神宮寺の本宮で行われた。年明け早々から早朝の祈願を続けてきた各地区の抽籤総代が神前で順番にくじを引き、「本宮一之御柱」は「豊田・四賀」が1920(大正9)年以来96年ぶりに担当することになった。「前宮一之御柱」の担当は「富士見・金沢」に決まった。

担当する御柱が決まったことで、各地区では柱の大きさに見合った曳(ひ)き綱の綱打ちをするなど、本番に向けた準備が本格化する。

抽籤式は本宮月次(つきなみ)祭に併せて行われた。この日は、春の陽気となった前日から一転して厳しい冷え込みとなり、雪もちらついた。氏子らは暗いうちから集まり始め、神事が始まる午前11時までには約3000人(大社調べ)が境内に詰め掛けた。

北島和孝宮司が祝詞をあげた後、羽織はかま姿の8人の抽籤総代全員が玉ぐしをささげ、抽籤に入った。抽籤総代は事前のくじ引きで決まった順番で幣拝殿に昇り、本くじの順番を決めるための順くじを引いた。抽籤順が決まると昇殿順に座り直し、曳行担当を決める本くじに臨んだ。神前の竹筒から本くじを引いた抽籤総代が、緊張感漂う中でこよりを開いた。

今回も混乱を避けるため、斎庭(ゆにわ)に入庭できる人数を各地区83人(うち木やり師3人)に制限した。社務所前の祈祷殿と高島神社の間付近には大型モニターが設置され、エルシーブイが神事の様子を生中継した。神職から結果が伝えられるたびに、固唾をのんでモニターを見守っていた氏子から、「うぉー」と声が上がった。

注目の「本宮一之御柱」は、本くじを7番目に引いた「豊田・四賀」が引き当てた。喜びに沸く氏子らは、抽籤総代の北澤重秋さん(66)を何度も胴上げし、担いで参道を行進した。同地区の曳行長を務める宮下信市さん(66)は「安全で楽しく、立派な曳行をしたい」と決意を新たにしていた。

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