豚コレラ発生から1週間 養豚場再建に支援策

LINEで送る
Pocket

宮田村の養豚場で家畜伝染病「豚コレラ」の発生が確認されてから、13日で1週間を迎える。感染が疑われる豚の殺処分や埋却、豚舎の消毒などの防疫措置は完了。県によると、経営者側に再建の意思があり、具体的な支援策を講じていく。県は、県内の養豚場のうち13農場を監視対象として豚の移動を制限しているが、立ち入り検査で異常がないことを確認しており、遺伝子と抗体の検査の上で28日までには全農場で制限が解除される見通しだ。

宮田村の養豚場は立ち入り禁止の措置が取られている。今後、県家畜保健衛生所が週1回の消毒を最低3回継続する。県園芸畜産課によると、再建に向けては国の手当金申請の手続きを開始し、低利子の融資あっせんなどで支援していく。再開までには数カ月掛かると見込んでいる。

宮田村を含めて豚コレラが5府県に拡大する起点となった愛知県豊田市の養豚場では、感染経路が特定されておらず、1月に大阪府などへ出荷した豚からも感染が確認された。宮田村の養豚場は、5日に入荷し陽性反応が出た子豚以外にも、1月に豊田市から週1回の頻度で子豚約137頭ずつを仕入れていた。

こうした状況を踏まえ、県は感染拡大防止のため監視対象農場を13カ所設定。対象農場の豚は家畜伝染病予防法に基づいてコレラ菌に接触した可能性のある日から28日間の移動が原則制限されている。制限期間は短い農場で今月14日、長い農場で28日まで。

まん延防止対策として、県は宮田村と駒ケ根市に1カ所ずつ畜産関係車両の消毒ポイントを開設した。宮田村の養豚場から半径10キロ圏内では野生イノシシの監視を強化。捕獲個体や発見した死体の検査を実施する。農場を囲む電気柵の設置に半額を補助することも決めた。県内の他の養豚場でも消石灰による敷地内の消毒を強化している。

宮田村の養豚場での豚コレラの発生は6日に確認。豊田市から5日に運び込まれた子豚から陽性反応が出て、同村の養豚場の全2444頭と養豚場から出荷された松本市の食肉処理場の38頭を全頭処分した。

おすすめ情報

PAGE TOP