豪雨災害語り継ぐ 上の原小「命を守る学習」

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5年生が豪雨災害の恐ろしさや砂防えん堤の役割について発表した全校集会

5年生が豪雨災害の恐ろしさや砂防えん堤の役割について発表した全校集会

2006年7月の豪雨災害で被災した岡谷市上の原小学校は8日、豪雨災害について学ぶ全校集会を開いた。「命を守る学習」の一環として、1~6年生合わせて約260人が参加。「ぼく達の命を守る砂防えん堤」と題して、5年生が学校近くの災害発生場所や砂防えん堤を見学した際の学びや感想を発表した。

同校は、10年前の豪雨災害で体育館や校舎に土砂や倒木が流れ込み、大きな被害を受けた。災害の記憶を風化させず、教訓を語り継ごうと、災害の翌年から全校集会を開いている。

会場では、5年生48人が一人一言ずつリレー形式で発表した。土砂災害の恐ろしさや仕組み、砂防えん堤の役割を説明し、「災害の種類によって身の守り方が違う」「水や自然は実はとても怖い」「砂防えん堤に安心せず、自分の身は自分で守りたい」と意見を伝えた。スライド上映で、土砂が流入した教室や体育館の画像が流れると、小さな児童も真剣な表情で見つめていた。

発表した5年2組の小島楓さん(11)は「当時の記憶はないけれど、上の原小に大きな被害があったことを忘れてはいけない。これからは他で起きた災害のニュースにも関心を持ち、みんなに伝えたいと思う」と話していた。

小口昭一校長は「命ほど大切なものはない。どうすれば身を守れるのか、災害時には一人でも考えて行動できるようになってほしい」と呼び掛けた。

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