大ちょうちん守った 並木通り保存会が継続

LINEで送る
Pocket

飲食店や商店、区の有志らが参加して今年も「並木通りの大ちょうちん」を製作

飲食店や商店、区の有志らが参加して今年も「並木通りの大ちょうちん」を製作

諏訪市並木通りの夏を彩る大ちょうちん作りが連日行われている。地元の大手二丁目商工業連合会の恒例事業だったが、2月に同会が解散し、有志の「並木通り大提灯保存会(仮称)」が発足して事業を継続。ちょうちんの骨組みなどを新たに作り、高さ3メートル、直径2メートルの特大サイズの製作を進めている。今年は8基を7月17日に通りに飾る。

 大手町では、戦後は並木溝にぼんぼりを飾り飲食店街を彩り、1955年前後から手作り大ちょうちんを設置。60年以上にわたり活気づけ、夏の風物詩として定着している。当初に岐阜県のちょうちん製作所から作り方を学び、独自の手法も加えて代々引き継いでいる。

商連は社会情勢の変化、会員の減少、役員の高齢化などが重なり解散。「並木通り伝統の大ちょうちんは守りたい」との声が多く、旧役員や区役員ら有志の任意団体として5月に保存会を立ち上げ、存続させた。

5月下旬から作業を開始。従来はちょうちんの骨組みを修復して作っていたが、今回は骨組みと作業に使う型をすべて一新。有志20人余で心機一転製作に臨み、昼過ぎから夜まで、事業主らが空き時間に参加して作っている。

8日はメンバー10人がチームワークよく作業。特性のりで骨組みに和紙を貼り、上下2個をしっかり接合して一つのちょうちんにした。1基につき2、3日を要するため急ピッチで行い、乾いてから専門家がスポンサー名やイラストを入れて仕上げる。

商連から引き続き会長を務める藤原千弘さん(69)。2月の総会では結論が出ず会長一任により解散を決め、「時代の流れで、先輩には申し訳ないが決断した。大ちょうちんは続けると言ってくれて助かった」。徐々にメンバーが集まり和気あいあいの作業に「仕事の合間に参加してありがたい。大ちょうちん事業は続けていきたい」と話していた。

ちょうちんは9月4日まで飾る。損壊しなければ、手長神社の御柱が並木通りを曳行(えいこう)する9月までの設置を予定している。

おすすめ情報

PAGE TOP