夜光反射材で命守って 県警が普及に力

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さまざまな種類の反射材。警察署や量販店の車用品売り場などで手に入る。特に靴の後ろに貼り付けるシール型はドライバーから発見しやすい

今年1月から2月にかけて、夜間や早朝に歩行者が車にはねられて死亡する交通事故が県内で多発している。死者は6人に上り、このうち60~80代の高齢者が5人。県警は事故のリスク軽減には夜光反射材の着用が効果的として普及を図るが、過去5年間の歩行死傷者のうち反射材を着用していたのはわずか2%余り。普及が進まない背景には「面倒」「緊急性がない」などの声もあり、歩行者への意識改革が急務だ。

県警交通企画課のまとめによると、2014~18年5年間の夜間の歩行者事故で、反射材を着用していたのは死者86人中1人、重傷者372人中8人、軽傷者1145人中25人。着用者は全体の2.1%の34人にとどまり、95.9%が未着用だった。

茅野署管内では、1月15日午前5時30分ごろに茅野市で60代男性が車にはねられて死亡する事故が発生。同署管内では17~19年にかけて発生した6件の死亡事故の死者が全て歩行者。このうち4人が高齢者で、夜間や薄暮時の発生が5件だった。こうした状況に危機感を募らせる。

同署の小松靖伸交通課長は「ドライバーからは歩行者が思っているほど、歩行者の存在が見えていない。交通事故は買い物やごみ捨てなど自宅付近での外出で発生する傾向がある。夜光反射材の着用を忘れないために所持品や靴に直接貼り付けてほしい」とし、「貼り付け型」夜光反射材の普及にも力を入れたい考えだ。

県警は20日夕方、県内22署で一斉に街頭啓発「ピカピカペッタンコ作戦」を実施する。諏訪地方3署でも駅前などで歩行者の靴やバッグに夜光反射材を直接付けてもらうよう街頭啓発を行う。

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