還暦記念に教え子が計画 泉石心さんが個展

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出品作の一つ、甲骨文で表現した「虹」を手にする泉さん

高遠高校非常勤講師で書家の泉石心(本名・逸男)さん(60)=伊那市西町=の、還暦記念の個展「書・篆刻(てんこく)・硯(すずり)の世界」が3月8~11日、飯田市小伝馬町の県飯田創造館で開かれる。教え子の飯田風越高校書道部OGと有志らが計画。泉さんは「教師冥利(みょうり)に尽きる話で、感謝の気持ちでいっぱい」と話す。

上田市出身で、大東文化大学を卒業後、高校教諭として、中南信地方で教壇に立ち、書道部も指導した。書家としての創作や、龍渓硯の伝統を受け継ぎ、広めるための作家活動に力を入れるため、定年前の2018年に退職。現在は上伊那書道協会や書の指導者でつくる書晋会で会長を務めている。

飯田風越高校には2007年から6年間勤務した。当時の書道部員は約40人で、1学級を受け持つような感覚で指導し、全国総文祭で入賞できる力量の生徒を育てた。書くことに集中させるだけでなく、書道パフォーマンスにも取り組み、生徒の自主性や協調性を引き出してきたという。

記念展には、書が約120点、硯関係は約80点、篆刻は40点ほどを出品する。胸に落ちる言葉を探して書いたという色紙は、読んでもらう書。絵の感覚で書を表現した甲骨文の作品もある。泉さんは「いろんな種類の作品を楽しんでもらえるように、いろいろな表現をしている。ご覧になった皆さんが、作品から何かを感じていただければうれしい」と話している。

入場は午前9時~午後5時。無料。会期中は泉さんが在廊。9日午後2時から、ギャラリートークがあり、泉さん自身が作品解説する。

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