日本百名山の山々を完登 茅野市の中村淳さん

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茅野山の会会員の中村淳さん(71)=茅野市中大塩=が23日、登山家で随筆家の深田久弥が著した「日本百名山」の山々を完登した。筑波山(茨木県)を会員7人と登り、100の山全部の登頂を果たした。中村さんは「年配の仲間も元気で山登りをしている。あと10年以上は臨みたい」と話す。

名古屋市出身の中村さんが百名山で最初に登ったのは小学生のときの乗鞍岳(長野・岐阜県)。2番目は中学の学校登山で登った常念岳(長野県)だった。進学した鹿児島県の大学ではヨット部やスキンダイビング部に入るなど「海の男だった」が、長野県職員に採用され「せっかく長野に来たのだから」と本格的に登山を始めた。

県庁(長野市)に勤務し、社会人の山岳会に入会。県山岳協会の派遣メンバーとして西アジア広域登山探検隊の一員となり、シルクロード周辺の3000~4000級の山にも臨んだ。30歳を過ぎてからも個人や2、3人で山登りを継続。茅野市の旧寒天検査研究所に転勤したのを機に同市に移住。「目的地の地元スーパーでうまそうな食材を調達することを楽しみに登山を続けた」

99番目は昨年の丹沢山(神奈川県)だった。それまでも利尻岳(北海道利尻島)や宮ノ浦岳(鹿児島県屋久島)に複数回登るなど、百名山の山々は延べ400回以上経験していた。

100番目の筑波山では山頂に着くと、会員が「おめでとう」と祝福。一緒に34の山に同行した同会会員の松下俊二さん(79)=同市中大塩=は「山小屋の生ビールはいうまい。これを励みにこれからも一緒に山登りを楽しみたい」とする。

会を主宰する堀晃さん(80)=同市両久保=は「会員に日本中のあちこちの山を歩き、百名山を完登した仲間がいることはすばらしいことだ。二百名山、三百名山と元気に山登りを続けていってほしい」とエールを送る。

中村さんは「山の岩と雪と花は心が癒やされ、空気や水がおいしい。登山家との出会いもうれしい」とする。今度は「同じ山でも季節を変えたり、ルートを変えて登ってみたい」と語る。

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