松本空港国際化へ 東アジアと直行便・県方針

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県は、県営松本空港(松本市)の「発展・国際化に向けた取り組み方針」を固めた。三菱リージョナルジェット(MRJ)など開発が進むリージョナルジェット(座席数50~100席程度の小型ジェット機)の運航を中心に国内・国際路線の拡充と定期便化を図る方針で、空港国際化を明確に打ち出す。2025年度までに、国際定期便「週2路線・4便(往復)」、国際チャーター便「年100便」運航を目指す。取り組み方針は10日の部局長会議で決定する。

直行便の開設を目指す海外就航先は、飛行距離が限られるリージョナルジェットの航続が可能な東アジア地域の中から、観光需要が高い台湾や、ビジネス需要が期待できる中国、韓国、香港に設定。一定期間に連続運航するプログラムチャーター便の運航実績を積み上げて定期便化につなげる考え。近隣国際ハブ空港(関西、成田、韓国・仁川)からの乗り継ぎ路線も検討する。

国内路線は、14、15年度の路線拡充調査で需要を確認した鹿児島などを想定した新規路線の開設と既存路線拡充で「1日4路線・6便(往復)」運航を目指す。

国際化に向けた施設機能整備では、19年度以降、常設CIQ(税関、出入国管理・検疫)を持つ国際線ターミナルビルを開設しエプロン(駐機場)を拡張 。設置困難なILS(計器着陸装置)に代わり、GPSを活用する「RNP―AR進入方式」を導入する 。地元同意がある午後7時までの空港運用時間を生かした国内線運航ダイヤの実現も図る。当面、滑走路の延長は想定しない。

山岳に囲まれ、標高657・5メートルと国内で最も高い場所にある同空港自体も「山岳高原空港」として観光拠点化する方針。

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