木質ペレット販売量過去最高 上伊那森林組合

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イチゴハウスに導入されたペレットだき温風暖房機の説明を受ける協議会委員

上伊那森林組合は1日、伊那市内で開いた上伊那木質バイオマス利用推進協議会の総会で、木質ペレットの今年度の販売量が過去最高の約3335トンに上る見込みであることを報告した。保育園や小中学校でペレットストーブの導入が進んだ上、冬だけでなく通年の燃料需要を生むペレットボイラーが普及してきたことが大きい。ペレットだき温風機を使う農業用ハウスもじわりと増えている。

木質ペレットは上伊那地域のカラマツやアカマツの間伐材を原料に製造する。協議会によると、ボイラーは地域内の温泉施設や福祉施設などで25基が稼働。うち5基は今年度に新規導入された。木質ペレットの品質の高さに定評があり、県内外のストーブ設置者にも好まれている。

協議会は県上伊那地域振興局と8市町村のトップ、木質ペレット、薪の供給者代表で構成。来年度は市営住宅などにボイラー、学校や店舗、事業所などにストーブが設置される予定だ。中川村は薪ボイラーを導入する。

総会後、協議会メンバーは伊那市西箕輪のみはらしいちご園を訪問。市の補助を活用して、1月下旬にペレット温風暖房機を入れた井踏岩夫・生産組合長の イチゴハウスを視察した。同園への導入はこれで4台となり、「環境にやさしいペレットで育てたイチゴ」とのPRも始めている。

井踏組合長は「暖冬傾向だったこともあって運転回数がまだ少ないが、温風暖房機も改良が進んでおり、ハウス内の空気の流れはとてもいい」と説明。協議会によると、ランニングコストは重油と変わらないが、「地元で循環できるエネルギー。農業分野でも広がってほしい」と期待を込めていた。

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