若手芸術家を支援 岡谷美術考古館で公募展

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「そして輪郭を現す」をテーマにした作品を展示する片桐さん

岡谷市の岡谷美術考古館で、開館5周年記念若手アーティスト育成公募展「挑戦そして飛躍」が開かれている。同市ゆかりの若手芸術家を支援して育成しようと初めて企画。第1回は同市郷田在住の片桐晃憲さん(32)が、「そして輪郭を現す」をテーマにアクリル画や立体作品計21点を展示し、建築と美術を融合した独自の世界観を表現している。24日まで。

片桐さんは、大阪芸術大学卒業後の2011年から創作活動を始めた。大学で学んだ建築を基に、幾何図形の構成による平面作品や立体作品を制作。東京などのギャラリーで個展を開くほか、各地のアートプロジェクトに参加して作品を発表している。

「輪郭という実態のないものをどう表現するかに興味を持っている」と片桐さん。平面作品はシナベニヤ板にアクリル絵の具で風景などを描き、立体作品「空の輪郭」は、絵を描いたシナベニヤ板のキャンバスを組み合わせ、絵画で立体作品を作ろうと取り組んだ。「絵はもともと建築の装飾品の一部。制作を通して、絵画で立体を作る建築の工程をたどった」と説明した。

生まれ育った岡谷での個展は初めて。片桐さんは「原点回帰」と位置付け、「一つひとつ描かれたものの形や抽象度が変わっているので、その違いを感じてほしい」と話している。

同館では今後、若手アーティスト・グループに発表の場を提供する同公募展を毎年開きたい考えだ。

入場無料。開館時間は午前10時~午後7時。9日午後2時からは、片桐さんが作品を解説するイベント「アーティストトーク」を開く。

問い合わせは同館(電話22・5854)へ。

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