日本童画大賞絵本 「トカゲのともだち」発刊

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フレーベル館から発刊された日本童画大賞受賞作「トカゲのともだち」

第9回武井武雄記念日本童画大賞の絵本部門で大賞を受賞した「トカゲのともだち」(あさおよう)が、フレーベル館から発刊された。全国の書店、フレーベル館公式オンラインショップ、岡谷市のイルフ童画館ミュージアムショップなどで販売している。

昨年2月に受賞後、作者と編集部の話し合いで受賞時の作品を全ページ描き直し、発刊に至った。作者のあさおよう(麻生遥)さんは京都府出身で、沖縄県立芸術大学絵画専攻卒。絵本作家を志し、2013年から制作を始め、これまでに第32回「日産童話と絵本のグランプリ」で佳作、有田川絵本コンクール2017優秀賞などを受賞している。「トカゲのともだち」が初めての絵本出版でデビュー作になる。

同作は、一人の時間を楽しむ主人公のトカゲと、友達になりたい男の子の物語。トカゲのもとにある日、人間の男の子が訪ねてくる。連日の訪問に自分の時間が奪われることを恐れたトカゲは、男の子に「もうくるな」と伝える。男の子が流した涙の真意を考えるうちに、トカゲは本当に大切なことは何かに気がつく。

フレーベル館では、「自分自身の気持ちを伝えることの難しさ、大切さをテーマにした作品は、社会に出て他者との関わりを築いていく子どもたちにとっても、明確なメッセージを伝えられるのでは」としている。

岡谷市とイルフ童画館がビエンナーレで開く日本童画大賞では第9回から、絵本部門大賞受賞作のフレーベル館からの出版を確約した。童画館の山岸吉郎館長は「立派な絵本が出版された。武井の精神を受け継ぐ絵本作家の登竜門として、さらに童画大賞に注目が集まると思う」と期待を寄せた。

「トカゲのともだち」は28センチ×22センチ、36ページ。対象年齢は4歳から。定価は1300円(税別)。

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