音楽感じさせる絵画 サンリツ服部美術館で展示

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諏訪市湖岸通り2のサンリツ服部美術館は、故服部一郎・セイコーエプソン元社長の収集品の中から、音楽をテーマに選んだ近現代絵画を紹介する「音楽を奏でる絵画」の前期展示をしている。楽器や演奏場面を描いた作品や、踊りや時計など音を感じさせる画題を描いた作品など22点を展示している。7月3日まで。

音楽一家に生まれ、音楽を描くことに情熱を傾けたフランスの画家ラウル・デュフィ(1877~1953年)の作品は3点を展示。演奏者の間近で描くなど音楽の演奏される場全体を体感し、目に見えない音楽を捉える絵画表現を模索した画家だといい、展示した「チェロ奏者たち」は、舞台で演奏するチェロ奏者を観客席と共に描いている。

服部一郎が懇意にしていたスペインの画家アントニ・クラーベの作品も展示。服部から注文を受けて制作した立体作品は時計がテーマで、「数個の時計」と題した作品には、セイコー製の腕時計が埋め込まれている。

版画家、棟方志功が73年に制作した「昂祭双飛神図」は肉筆画。鼓を打ち、笛を吹く2人の天女が描かれた躍動感あふれる作品だ。展示は前期のみとなる。

岸田陽子学芸員は「音を感じさせる絵を選んだ。それぞれの絵の中にどんな音が込められているのかをぜひ鑑賞してほしい」と話している。

一部作品を入れ替え、7月10日から来年2月5日まで後期展示をする。問い合わせは同館(電話0266・57・3311)へ。

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