寝室ベッドに耐震シェルター 石田建設が提案

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ベッドを囲むように組み上げ、安全が確保された耐震空間

大地震で家屋が倒壊しても、寝室のベッド周辺だけは安全を確保したい―。そんな要望に応え、総合建設業の石田建設(駒ケ根市)が木製耐震シェルターの施工を始めた。建材ブロック製造販売のつみっく(島根県)が開発した「つみっくブロックシェルター」を代理店として取り扱う同社。東日本大震災から8年を迎えるときに、「自分や家族の身をどう守るかを改めて考えてほしい」と呼び掛けている。

同社が施工するブロックシェルターは頑丈な木製ブロックを積み上げた構造で、標準的なベッドの大きさなら50万円程度で設置できる。施工時間も半日程度。杉の間伐材を利用した環境に優しい建材で仕上げているのも特徴だ。石田耕一社長は「起きているときは逃げることもできるが、寝ているときは逃げ遅れる心配がある。100トン以上の荷重に耐える構造で、安全な空間を確保できる」と話す。

県内で初めて導入した伊那市内の住宅は木造2階建てで、1階の寝室に設置した。「古い木造住宅で、家屋全体の耐震補強を考えたが、工事費が数百万かかると聞いて、諦めざるを得なかった」という。完成したシェルターを見た施主は「木の温かさや、木の香りがあり、部屋になじんでいる感じがする。内部も思っていたよりずっと明るい」と感想を話した。

東京都をはじめ多くの自治体で推奨商品となっているが、県内では補助制度が整っている自治体はまだ少ない。同社は「年金生活者でも自助できる耐震シェルターに補助金制度の導入が待たれる」と訴えている。

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