上水道設備で小水力発電 茅野市が整備へ

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茅野市の柳平千代一市長は6日の市議会3月定例会一般質問で、上水道設備を利用した小水力発電を2020年度から3カ年で同市米沢に建設する埴原田配水池で行う方針を示した。市内初の取り組みとなる予定で、民間企業が開発を進める15キロワット程度の小型発電機を設置する計画だ。山岸正衛氏の質問に答えた。

市は2014年度、同市玉川の上原山第1配水池で、上水道を利用した小水力発電の実証実験を実施。水源と配水池の標高差から生じる水圧で発電機を回し、電気エネルギーを取り出せることを確認した。現在、跡地を利用した発電事業を希望する地元と圏外の2社から申し出があり、市側で費用対効果を検討しているという。

埴原田配水池は、市街地に水道水を供給する「基幹となる配水池」(柳平市長)になる。上流部で建設工事が進む北大塩中区配水池の完成後、2020年度から3カ年で埴原田配水池を整備する計画で、発電機は工事に合わせて設置する予定。水道課によると、15キロワットは一般家庭40世帯分を賄える電力量という。

発電設備の機種選定については既存の製品のほか、小型製品の開発が進んでいることも考慮し、効率性と費用対効果を踏まえて検討する。電力の活用法は 1、固定価格買い取り制度で売電し市が収入を得る 2、配水池施設内での自家消費 3、配水池施設の場所を提供して施設使用料を徴収する―とし、買い取り価格や先進地の状況を見て「最も適した方法を選定する」(柳平市長)と語った。

山岸氏は「市が設置し、売電していく方法が一番いい。水道事業もいろんな方面から収益を得ていくことが必要だ。横断的な庁内の連携でやってほしい」と要望。同課は「節水機器の普及などで水道の使用量は減ってきている。自然エネルギーを活用して新たな収益を確保できれば」としている。

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