戸草ダム建設促進を表明 伊那市長

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伊那市の白鳥孝市長は8日の市議会3月定例会一般質問で、国土交通省が三峰川上流の同市長谷に建設を計画している戸草ダムについて、建設促進への取り組みを強化する方針を明らかにした。各地で豪雨災害や土砂災害が多発していることを踏まえ、ダムの必要性を改めて強調。7日夜には活動を休止していた市三峰川総合開発事業対策協議会長谷地域対策協議会を再開し、建設に向けた地域の機運を高めていく考えだ。柴満喜夫氏の質問に答えた。

戸草ダムは多目的ダムとして建設が計画されたが、田中康夫知事の時代に県が取水や発電などの利水事業から撤退し、建設計画がストップ。その後、2009年に策定された天竜川水系河川整備計画に位置付けられる形で多目的ダムとしての計画は中止され、「今後の社会経済情勢等の変化に合わせ、建設実施時期を検討する」とされた。

白鳥市長は「戸草ダムは多目的ダムとしては いったん廃止されているが、単目的のダムとしては残っている」と指摘。「近年の 集中豪雨、土砂災害に 対する社会情勢は大きく変化している」とし、「『社会経済情勢等の変化』というのは今だ」と力説した。

長谷地域対策協議会には自らも出席し、戸草ダムの建設計画をめぐる経過や必要性について説明したことを強調。「単目的のダムの位置付けだが、新たな戸草ダムの建設に向けて地域の機運を高め、次のステップにつなげていきたい」と建設促進に取り組む決意を改めて示した。

市長谷総合支所農林建設課の事務局によると、同協議会は市三峰川総合開発事業対策協議会の地域協議会として07年に設立されたが、13年を最後に活動を休止していた。活動再開を受け、地元選出の市議や区長ら20人に改めて委員を委嘱するとともに、会長に元長谷地域自治区長の中山晶計さんを選出した。新年度には現地視察などを行って計画への理解を深め、建設促進につなげる考えだ。

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