茅野市内路線バス 6月に一律100円実施へ

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中学生が考案したデザインが採用された茅野市の路線バス。6月に乗車キャンペーンを行う

茅野市の柳平千代一市長は8日の市議会3月定例会一般質問で、市内14路線のバス運賃を6月の1カ月間、一律100円とする乗車キャンペーンを実施すると発表した。市議会買い物弱者問題等検討議員連盟(9人)の提案に基づき、路線バスの潜在的な需要を探り、利用促進を図る初の試み。買い物議連代表の北沢千登勢氏の質問に答えた。

同市のバス運賃は現在、走行距離に応じて加算する料金体系を採用しており、キャンペーンの対象路線だと初乗りの最低運賃は150円、最高運賃は蓼科プール平からJR茅野駅までの区間で920円となっている。ただ、市の利用者証を持つ65歳以上の高齢者は、1回当たり上限300円で乗車できる。

市のバス交通をめぐっては2016年10月のダイヤ改正で大幅な再編を行い、福祉バス「ビーナちゃん」を廃止して生活路線を再構築し、全ての路線は諏訪中央病院と茅野駅、温泉施設を経由することとした。市は、利用促進の無料乗車キャンペーンを毎年実施してきたが、再編した路線やダイヤは十分に浸透していないのが現状という。

他方、買い物議連は16年3月、高齢者の運賃を一律100円とする施策を初めて提案。高齢者の外出支援や健康増進につなげる施策として実現を求めてきた。

柳平市長は「利用者全員を対象に100円の定額にすることは分かりやすく、リーズナブルで利用者が増えることも考えられる」とし、駅周辺の渋滞緩和も視野に高校生活が落ち着く6月に実施する方針を示した。

市地域戦略課によると、17年度の生活路線利用者は8万3839人で「微減傾向」という。市はバス運行の赤字分約7000万円を運行事業者に補助した。100円乗車キャンペーンに伴う減収は約200万円を見込んでいる。

対象路線は次の通り。

市街地循環バス、穴山・原村線、東向ケ丘線、丸山線、中沢線、御狩野線、中大塩・糸萱線、白井出線、玉川循環線、小泉・菅沢線、柏原線、北大塩・蓼科線、豊平・泉野線、西茅野・安国寺線

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