徐々に浸透 伊那、箕輪など空き家バンク

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空き家バンク登録相談会で、空き家所有者の相談に応じた市町村担当者ら

伊那市、箕輪町、南箕輪村の3市町村が取り組む空き家バンク事業は来年度で4年目を迎える。今年度は、移住定住希望者らを対象にした空き家の見学会、空き家バンクへの物件登録に向けた相談会を初めて実施。市町村担当者は「徐々にバンク制度が浸透してきている」と手応えを感じている。

空き家バンクは、空き家の賃貸借や売買について、所有者と利用希望者の橋渡しをする制度。3市町村は、「伊那地域定住自立圏」の取り組みの一環として、2016年度から運営し、17年度に共同のホームページを開設した。

今年度は、夏に空き家の見学会を初開催。8日には空き家所有者の相談に応じる催しを、伊那不動産組合の協力で行った。普段は、市町村ごとに窓口で相談を受け付けているが、空き家所有者に制度周知を図るとともに、プロのアドバイスを参考にしてもらおうと企画。会場になった伊那図書館には住民14組が来場。市町村担当者や不動産業者が個別対応した。南箕輪村の60代男性は、親戚から、伊那市内にある築約50年の住宅を5年ほど前に譲り受けた。庭掃除など定期的な手入れが負担になっているといい、「子どもらに引き継がせるのは酷。良い買い手が見つかり活用してもらえれば」と、近くバンク登録する意思を固めた。

伊那市地域創造課によると、今年度の物件の新規成約件数は昨年12月現在、3市町村で48件と、前年度を上回るペースで推移。「3市町村の物件を案内することで移住定住希望者の選択肢も広がるし、広く周知できる」と連携効果を実感している。

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