産卵で遡上のワカサギ 「やな場」作り

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ワカサギの親魚の捕獲のため、やな場を設置する渋崎採卵組合

諏訪市渋崎の上川で12日、渋崎採卵組合(伊藤忠雄組合長)がワカサギの採卵用のやな場を作った。川をさかのぼる親魚を捕獲するための仕掛けで河口から約800メートル上流に左岸から約50メートルの桟橋を設けた。諏訪湖漁業協同組合によると、湖内のワカサギは量は十分だが、小ぶり。県水産試験場諏訪支場によると、ワカサギの産卵に向けた成長は遅れ気味という。

同組合のやな場の設置は関係機関の分析結果を踏まえ、例年よりも遅めとなった。12日は組合員4人が舟に乗り、足場を築いていた。伊藤組合長(79)=同市渋崎=によると、準備が整った後、タイミングを見て採卵事業を始める予定だが、「遡上のピークは4月頃になるのでは」としている。昨年は卵を抱えた雌の遡上の割合が極端に低く、採卵量が伸びなかった。伊藤組合長は「今季は雄雌が例年並みの比率になるといいが」と話していた。

諏訪湖漁協の武居薫組合長によると、今冬は諏訪湖がほとんど結氷しなかったため、「舟による(魚食性鳥類の)追い払いは比較的効果的に行われた」という。ただ、「湖内の環境は例年と異なっている。遡上については何とも言えない」と話している。採卵は砥川(下諏訪町)や横河川(岡谷市)などでも行われる。

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