伊那そば振興会 入野谷在来種の栽培面積拡大へ

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伊那市内のそば店や愛好団体、生産者などでつくる「信州そば発祥の地 伊那そば振興会」は、高遠・長谷地区でかつて栽培されていた入野谷在来種ソバの「復活夢プロジェクト」で、4年目となる来年度は栽培面積をさらに拡大し、市内そば店での提供を目指していく。一般提供のソバを育てる約80アールのほ場を長谷地区内に新たに設ける計画。市役所で14日開いた定期総会で確認した。

入野谷そば振興会、信州大学農学部と共同で取り組んでいる。3年目の今年度は長谷の2カ所25アールで栽培。浦地区は原種栽培用に、杉島地区は来期の種取り用に育てた。

来年度はこの2カ所での取り組みを継続し、別の地区に一般提供のソバを育てるほ場を新設。他品種との交雑を防ぐため、主流の「信濃1号」を育てる近隣農家との調整に入っている。

入野谷在来種は「味が濃く香りも豊か」とされる。市内そば店で今年度、一般への試験販売を計画したが、天候不順の影響で不作となったこともあり断念していた。伊那そば振興会の飯島進会長は「ほ場と収量を増やし、早く商品として出したい」と意欲を見せた。

総会では他に、ギリシャ・アテネで11月に開かれる国際交流イベント「ジャパンウイーク」に参加する方針を確認した。そば打ち名人らと市訪問団を結成。そば打ちを実演したりソバを振る舞ったりし、信州そば発祥の地・伊那を世界に発信する。

2017年秋にチェコ・プラハで開いたジャパンウイークに初めて参加。主催者側から今回、出展要請を受けていたという。

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