狩猟に関心持って 南箕輪村で初フォーラム

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南箕輪村で開かれた「狩猟フォーラム」。参加者は、シカとイノシシの肉を使った鍋など“猟師飯”も堪能した

南箕輪村有害鳥獣対策協議会と村猟友会は17日、「狩猟フォーラム」を村公民館で開いた。有害鳥獣捕獲の担い手確保に向け、まずは狩猟に関心を持ってもらおうと初めて企画。村内外から約60人が参加し、ベテラン・若手の猟師らによるパネル討論や講演を聞いたほか、シカやイノシシの肉を使った鍋など“猟師飯”を味わい、狩猟の醍醐味やジビエ料理の魅力を知った。

シカ肉の処理加工施設「信州ジビエかとう」(同村)代表で、狩猟歴35年の加藤尚さんが講演し、狩猟者の減少と高齢化が上伊那地域でも進んでいる現状を説明。「70代が中心で、10年後が心配。30~40代を増やさないと有害鳥獣捕獲が困難になる」と警鐘を鳴らし、「猟師は豊かな森を取り戻す活動をしている。その活動を一緒にやろう」と呼び掛けた。

パネル討論では、村有害鳥獣捕獲実施隊長の北條欣一さん=村猟友会長=ら5人が登壇した。狩猟の魅力に関しては「獲物を仕留めた時のどきどき感、わくわく感」「賢い野生動物との知恵比べ」などが挙がり、ジビエは「体を温めてくれる効果もある」と伝えた。

信州大学農学部生で狩猟歴3年の三上彩音さんが「売っていない、いろいろな肉を食べてみたかった」とハンターになった動機を語ると、狩猟歴52年で師匠でもある兼子力さんは「頑張ってついてきている。銃の免許を取得し、技術を覚え、仕留められるようになっている。本物だと感心している」と努力と根性をたたえた。

参加者は猟師飯を堪能しながら“狩猟トーク”。上伊那農業高校の畜産班は、鹿肉ジャーキーと現在開発中の地場産牛肉のビーフジャーキーを紹介した。

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