2019年03月18日付

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だいぶ日が長くなった。毎朝、出勤途中に東から注ぐ日差しは、目に水平に近い角度で突き刺さるように飛び込んできていたのに、高くなって視界を遮るほどではなくなっている。冬の間は既に暗くなっていた午後5時ごろを過ぎても明るさが残る▼今月上旬のこと。訪ねた店の前にあるちょっとした畑で、「春だなあ」と思わせる光景を見掛けた。視線を地面に向けると虫たちが動き回っている。数匹のアリに交じってテントウムシの姿。ぽかぽかした陽気に誘われて地中からはい出してきたのだろうか。数日たってはいたものの、まさに「啓蟄」を感じる一こまだった▼日本気象協会の発表によると、桜の開花は伊那市の高遠城址公園が平年より5日早い4月7日、諏訪市の高島公園が3日早い4月9日と予想されている。わが家の近くにある桜も、つぼみを徐々に膨らませているのだろう。立派な花を咲かせるために力をためるのは、大きな飛躍に備えた助走といえる▼新年度が始まる4月が目の前に近づいた。入学や入社をはじめ異動などで新天地に旅立つ人も多いと思う。さまざまなことがスタートを切る時期。新しい環境の中に身を置こうとしている人だけでなく、気持ちを切り替えるのにもってこいだ▼まだまだ朝晩は冷え込むことが多い。暖かな日中との寒暖の差が大きく、体調を崩しがち。身も心も引き締めて、助走の最終段階に向かいたい。

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