30年間の歴史「第9」で幕 手づくり演奏会

LINEで送る
Pocket

聴衆を魅了した交響曲第9番の演奏会

聴衆を魅了した交響曲第9番の演奏会

上伊那在住者を中心にしたアマチュアの楽団と合唱団による「手づくりの演奏会」(同実行委など主催)の最終回が12日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。地域に音楽文化を広めようと1990年の初回から回を重ね、12回目。総勢約230人が、約30年間にわたる歴史に万感の思いを込め、「交響曲第9番」(ベートーヴェン作曲)をホールいっぱいに響かせた。

88年の同会館オープンを記念して開いた第9演奏会をきっかけに、市民主体の演奏会として90年から定期的に開催。毎回、一般市民から希望者を募り合唱団を結成してきた。「音楽愛好者の掘り起こしはほぼ終わった。今後はさらに高いレベルにステップアップさせたい」(同実行委)などとし、幕を引く。

演奏会では、伊那フィルハーモニー交響楽団の約80人が、迫力ある演奏を展開。第4楽章では、2月から練習を重ねてきた市民合唱団約150人やソリスト4人が加わり、「歓喜の歌」を力強く歌い 上げた。管弦楽の荘厳な音色と絡み合った美しいハーモニーが、会場を包み込んだ。伊那市合併10周年を記念し、「伊那市の歌」も披露した。

伊那市の女性(73)は「これまでの演奏会を思い出しながら、歌い上げた。みんなと一つになるという気分を味わえ、感激」と笑顔。実行委員長の北沢理光さん(67)は、これまでの約30年間を振り返り、「伊那谷の音楽文化の高まりを改めて感じることができた」と感慨深そうだった。

おすすめ情報

PAGE TOP