受け手不足で相談件数減 チャイルドラインすわ

LINEで送る
Pocket

18歳以下の子どもの悩みを電話で聞く「チャイルドラインすわ」は13日、2015年度の相談受付件数について前年度比483件減の3602件だったと発表した。受付件数が前年度を下回るのは2年連続。運営するNPO法人すわ子ども文化ステーション(諏訪市)は減少した理由について、電話を受ける「受け手」の不足を挙げる。7月2日から養成講座を開き、受け手の増員を目指す。

同法人によると、電話の受け手として約40人登録しているが、実際に活動しているのは20人ほど。毎年のように養成講座を開いて受け手を増やそうとしているが、継続して担う人はなかなか増えないのが現状。毎週火、金曜の午後4時から同9時まで、子どもの電話を受け付けているが、2回線全ての対応が時間帯によってはできないことがあるという。

子どもの悩みを聞くチャイルドライン(電話0120・99・7777)は、県内4カ所で展開しており「すわ」は05年度に開始。11年目の15年度は、受付件数のうち実際に会話が成立したのが1285件。内容は「人間関係」が215件と最多で、「雑談」197件、「性への興味・関心」114件などと続いた。

「人間関係で苦しむ子どもが多い」と同法人。共働き世帯の増加など「家庭環境が変化し、悩みを解決する場所が少なくなっている」と指摘する。

諏訪市役所で会見したチャイルドラインすわの宮野孝樹・運営委員長は「大人が仕事で忙しく、子どもの心を育てる余裕がない。そのことが子どもの自己肯定感の低さにつながるのではないか。子どもが育つ環境に関心を持つ大人を増やしたい」と話した。

電話の受け手として必要な知識を学ぶ養成講座は7月2日から8月6日までの全12回、諏訪市総合福祉センターで開く。問い合わせ、申し込みはチャイルドラインすわ(電話0266・58・3494)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP