上伊那クリーンCが竣工 30日から本格稼働

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テープカットを行う関係者

上伊那広域連合は22日、伊那市富県桜井に建設していた新ごみ中間処理施設「上伊那クリーンセンター」の竣工式を同センターで開いた。上伊那8市町村、国、県、地元区などの関係者約150人が出席し、テープカットなどを行って新たな施設の完成を祝った。30日から本格稼働し、上伊那8市町村の可燃ごみは新施設に集約され、最新の設備により安全で効率的なごみ処理を推進する。

センターは地上5階・地下1階建てで、延べ床面積は約8900平方メートル。流動床式ガス化溶融炉を2炉備え、1日の処理能力は118トン。設計、施工から15年間の運営まで一体で発注する公設民営の「DBO」と呼ばれる方式を新たに採用した。

ごみ焼却で発生した余熱は発電に利用。施設の一部電力を賄うほか、売電も行う。焼却灰は溶融スラグとして資源化し有効活用するなど、循環型社会形成に向けた拠点施設として役割を担う。

総事業費は約94億4000万円(運営費を除く)。施工監理をエイト日本技術開発、設計施工を神鋼・ヤマウラ特定建設工事共同企業体が請け負った。特別目的会社の上伊那環境サービスが運営・維持管理業務を行う。

白鳥孝連合長(伊那市長)はあいさつで「上伊那8市町村待望の施設が竣工した。地元桜井区をはじめ周辺地区、地権者、国、県など多くの関係者の尽力のたまもの」と改めて感謝。「安全、安心を最優先に、地域の皆さんや上伊那8市町村の住民に喜ばれ、親しまれる施設運営に努めていく」と述べた。

上伊那のごみ処理は1998年に一本化する方針を決定。2002年には伊南清掃センター(駒ケ根市)を廃止し、伊那中央清掃センター(伊那市)とクリーンセンターたつの(辰野町)を広域連合に移管するとともに、両施設の老朽化に伴い新施設の整備を進めてきた。

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