世界で最も美しい本コンク 美篶堂の絵本銀賞

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受賞した絵本「くままでのおさらい」を手にする上島社長(中)ら

世界各国の書籍のデザインと造本技術を競う「世界で最も美しい本コンクール2018」で、手作り製本業の美篶堂(本社東京)が伊那工場(伊那市美篶)で製本した絵本「くままでのおさらい 特装版」が銀賞に選ばれた。世界33カ国から608点の応募があり、日本で唯一の受賞。上島明子社長は「手間をかけて作った本の魅力が評価されてうれしい」と喜びを語った。

ドイツのライプチヒで1963年に始まったコンクール。受賞作の表紙は布張りで、凹凸加工を施して浮き彫りにした皿の模様が特徴。挿し絵にも使われた黄色を使い、物語の世界やイメージを表現したという。優れた製本技術が国内外から高い評価を受けた。作品は縦21センチ、横25センチの大きさで、34ページ。

22日に上島社長ら3人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告。「手作り製本を伊那でも広く知ってもらい、応援してもらえたら」と語った。白鳥市長は本を開いて手触りや質感を確かめ、「高級感や手作りの良さがあっていい」と話していた。

第60回全国カタログ展(日本印刷産業連合会など主催)の図録部門で、絵本「うさぎがきいたおと」が受賞した報告もあった。6月1、2の両日に市内の通り町商店街などで本のイベントを企画しており、雑貨店ワイルドツリーで、同絵本の原画展を開催する。会場の一つとなる伊那工場では、受賞した両絵本が並ぶ。

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