諏訪高等職業訓練校 最後の修了式

LINEで送る
Pocket

高木校長から感謝状を受け取る指導者

3月末に閉校が決まっている諏訪高等職業訓練校は22日、最後の修了式を諏訪市湯の脇の同校で開いた。修了者13人中9人が出席し、惜しまれながら最後の訓練生を見送った。これで諏訪地方3市にあった高等職業訓練校はすべて閉校することになった。

同校は技術者養成を目的に、1951年に諏訪土建技能者共同養成所として開所。今年度の修了者を含めて1万4271人を輩出した。社会構造や労働環境の変化が生徒数の減少や財政状況の悪化につながり、閉校が決まった。今年度の修了者は設備施工系配管科が1人、独自科目の洋裁と和裁が12人。

修了式で高木常吉校長は一人ひとりに修了証書を手渡した。表彰状の伝達や指導者に感謝状の贈呈もあった。高木校長は「10年ほど前から話し合いを重ね、苦渋の決断だった。今日を迎えられて安堵している。訓練生みんなに社会で活躍してもらいたい」と話した。

配管科を修了した藤森誠司さん(44)=同市南真志野=は「長い歴史の最後に立ち合えてうれしい半面、さみしい。若い人にも通ってほしかった。(勤務する配管業の会社の)新人に学んだ技能を伝えたい」と話した。閉校に伴い、洋裁を途中修了した岩下明美さん(57)=同市中金子=は「途中で終わってしまい残念だけど、これからも洋裁を続けたい」と前向きだった。

10年以上配管科の指導者を務めた花岡英二さん(48)=岡谷市長地出早=は「技術の習得はもちろん、人との交流の場でもあった」と閉校を惜しんだ。

おすすめ情報

PAGE TOP