新成人が仕込んだ日本酒陽昇完成 小野酒造店

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完成したオリジナルの日本酒「陽昇」を手に喜びを分かち合う参加者

辰野町小野の小野酒造店で新成人たちが造った、オリジナルの日本酒「陽昇(ようしょう)」が完成した。力を合わせて仕込み作業などを担い、華やかな香りと辛口の濃い味わいを目指した酒は、手ほどきした杜氏(とうじ)や蔵人も太鼓判を押す上々の出来。地域活性化への思いを込めて、本数限定で近日中に発売する。

若者に日本酒の魅力を知ってもらおうと、同店や辰野酒商組合が新成人に参加を募った「oresake(オレサケ)」プロジェクト。2017年度に二十歳を迎えた、町出身または在勤の男女5人が挑戦した。

昨年9月から酒造りの方法を学び、今年2月に地元産の酒米で仕込みを実施。今月には酒のもととなるもろみを袋に入れてつるし、少しずつ酒を絞って丁寧に瓶詰めした。同中旬のラベル張りを経て、酒蔵から素材、造り手までが“オール辰野”の酒が完成。「未来を照らす希望の光」を意味する商品名を付けた。

会社員の小澤誠世さん(21)=同町小野=は「出来たてをひと口飲んだとき、大きな感動があった。日本酒に親近感を覚えた」と話した。会社員の小澤華奈さん(21)=同=は「貴重な体験機会に感謝したい。多くの若者、地域の皆さんに飲んでもらえたら」と笑顔を浮かべた。

同酒造店の小野能正社長(61)は「若者が日本酒に興味を持ち、熱心に取り組んでくれたことがうれしかった。造る側の励みにもなる企画。来季以降も、希望者がいれば続けたい」としている。

「陽昇」は720ミリリットル瓶で735本製造。価格は1620円(税込み)。町内の酒販店を中心に、地域の取引店舗で販売する。問い合わせは同酒造店(電話0266・46・2505)へ。

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