高遠石工の作品紹介 商店街ビジターセンター

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4月1日に開設し、高遠石工の作品紹介や観光案内を行う

江戸時代に全国に優れた石造物を残した職人集団「高遠石工」を顕彰し、作品を調査研究する市民団体・高遠石工研究センターは4月1日、高遠石工の作品を紹介し、観光案内も行う「高遠ビジターセンター」を伊那市高遠町の商店街に開設する。これまでは主に調査や研究を行ってきたが、観桜期に訪れる国内外の観光客らに高遠石工の功績と石仏の素晴らしさをPRするため、4月末までの期間限定で初めて開く。

江戸時代、高遠藩領内出身の石工は「高遠石工」と呼ばれた。優れた技術を見込まれ全国各地に出向き、石仏や石塔、石橋、鳥居、石垣など多様な石造物を残した。高遠石工の銘が確認されている石造物は、北は青森、南は山口の1都18県に及び、高遠石工の中でも守屋貞治(1765~1832年)は”希代の名工”と呼ばれている。

ビジターセンターは閉店した呉服店の店舗を活用。館内に高遠石工が制作した石仏の写真約20点を展示するほか、ショーウインドに貞治が作った「聖観世音菩薩像」の実物大レプリカが立つ。館内では研究センターが製作した高遠石工の石仏を紹介する映像も随時上映する。

観光案内は「高遠そば」や近隣の宿泊施設、日帰り温泉施設、高遠町の推奨土産品などを紹介する”観光案内手引き”を独自に製作。会員約40人のうち、当番制で2~3人が常駐し、外国人観光客にも対応するため英語が話せるボランティアも協力する。

開所時間は午前9時~午後5時。4月5~7日と13、14日夜は時間を延長して貞治の石仏がある建福寺の石仏ライトアップに合わせてガイドも行い、江戸時代の石工に扮した職人による石仏製作の実演も計画している。

研究センター事務局長の熊谷友幸さん(63)=同市荒井=は「高遠石工の石仏は伊那のみならず、日本が誇る素晴らしい文化。国内外に広くアピールし、観光資源として活用したい」と話している。問い合わせは熊谷さん(電話090・8683・9604)へ。

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