宮下氏が初当選 県議選諏訪市区

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当選した宮下克彦氏

ともに無所属の現職と新人の一騎打ちになった県議選諏訪市区は、新人で元県職員の宮下克彦氏(60)が、現職で再選を目指した今井愛郎氏(49)を下して初当選を果たした。同区で現職が敗れるのは2007年以来12年ぶり。

宮下氏は定年直前の1月末に県職員を退職して名乗りを上げた。「35年余の県職員の経験を生かし、県との太いパイプになる」と強調。諏訪湖創生ビジョンを活用したまちづくりをはじめ、旧東洋バルヴ諏訪工場跡地の産業拠点化や中央道諏訪湖サービスエリアへのスマートインター整備計画などに県の力を導入したいと主張した。

地元豊田地区の住民らが支援。「幅広い人の意見を聞きたい」とし、政党の推薦は得なかったが、自民党支持層らが選挙戦を支えた。市内5地区単位の総支部や職域の部会を設けるなど組織型の戦いで出遅れを挽回。保守層の支持を集め、豊田や湖南地区などで票を固めた。現職の地元上諏訪地区でも集会を開き、批判票を取り込んで選挙戦を有利に進めた。

今井氏は昨年11月に出馬表明した。「まちづくりは人づくり」を掲げ、子育て支援充実や介護職の人手不足解消など「子どもからお年寄りまで安心して暮らせる地域づくり」を訴えた。政党の意向に縛られたくないと政党支援は受けず、同世代の企業経営者や商業者、PTAで一緒に活動した知人らが草の根的に活動を支えた。

自民党の一部や非自民系の支持を得たほか、子育て世代を中心に支持を集めた。旧村部では四賀地区で一定の支持を得た。ただ、地盤の上諏訪地区を固められなかった。無党派層にも浸透し切れず、再選はならなかった。

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